西東京市南町で屋根の一部が風で煽られてパタパタ音がするので見てほしいとのご連絡があり屋根の点検に伺いました。

お客様は数年前にも、北原町に所有されている貸家のトタン屋根の棟板金が飛んだので修理して欲しいとご依頼いただき、直させていただいた方で、今回はご自宅の屋根の不具合で再度ご連絡をいただきました。

そのご自宅の屋根のパタパタという音はお隣さんにも聞こえていて心配なさったようで、そのお隣の方がベランダから風に煽られる屋根部分を撮影されていたようで動画を見せていただきました。

勾配の急な4面寄棟屋根の下り棟(隅棟)の1箇所が長さ7〜8mくらいあるなかの半分以上浮き上がって、今にも落ちそうになっているのが確認できました。

話を伺うと、20年ほど前スレート屋根に軽量の屋根材を重ね葺き(カバー工法)されたようで屋根に上がり確認すると、棟板金を固定する内側にある木材が経年劣化で傷み、固定釘が効いていない状態になっていました。








屋根の状態としては、パタパタ浮いていた棟板金部分は軽く手で持ち上がり外れる心配はありましたが、すぐに雨漏りに繋がるような心配はなかったのでひとまず風が吹いても棟板金が外れ落ちないように、応急的にゴムパッキンの付いたビスで棟板金を押さえ込み補強作業を行いました。